風のままに進むんだ

美しく帆を張れ!ここに書いたものが遺言だー!

ショパン ピアノ協奏曲第1番

マウリツィオ・ポリーニというイタリアのピアニストがいる。
もう高齢だが存命で、世界を代表する音楽家だ。

ポリーニを、一躍世界的な演奏家に押し上げたのが、1960年の「ショパン国際ピアノコンクール」だ。
このコンクールは世界的で3本の指に入るほど権威がある上、5年に1度しか開催されない。

当然、歴代の優勝者は数えるほどしかいない。
1位無し、という年もある。クラシック音楽の世界では、1位無しというのが起こり得るのだ。

ポリーニが出場した時、彼はまだ18歳だった。
結果は、審査員満場一致の1位・優勝。
衝撃である。

審査委員長のアルトゥール・ルービンシュタインが「審査員のうち、彼(ポリーニ)より上手く弾けるものがいるだろうか?」
と語ったらしい(Wikipediaに書いてあった)。

同じ年の1960年、彼はショパンのピアノ協奏曲1番を録音している。

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18歳とは思えない深い精神性に叙情的な演奏、そして完璧なテクニック。
ポリーニ伝説の幕開けともいえる録音だ。

この曲は「のだめカンタービレ」で、のだめが挑戦するコンチェルトとして知られる。
映画での、上野樹里さんの熱演は素晴らしかった。

少しオーケストラ伴奏が単調で冗長だという指摘もある曲だが、名演ならそれも気にならない。

とてもいい録音だと思う。