春期生活闘争
そろそろ、春闘のシーズンだ。
僕は労働組合の役員をやっており、前の週まで意見集約を行っていた。
僕は一応投票で選ばれたのだが、別の役員の他薦であり、競合もいなかったので信任投票である。
確かに選挙を経たが、誰かと争ったわけではない。
前任者の知り合いだっただけという見方もできよう。
そんな僕が組合員の意見集約をしていいのだろうか、と思うことがある。
昔、組合活動がもっと活発だった頃は、それこそ選挙で票集めをして、役員や幹部になるという感じだったのだろう。
僕の父親は、働いていた会社で、選挙で負けて支部長になれなかったというようなことを言っていた。
しかし、裏を返せば役員になりやすいということでもある。
会社も、昔に比べれば自働化やデジタル化でずいぶんと部署の数や、要因の数は減った。
しかし社長は1人だ。
もしかしたら昔よりも今の方が、今の会社では社長になりやすいのかもしれない。