風のままに進むんだ

美しく帆を張れ!ここに書いたものが遺言だー!

カラヤン指揮のコンサートを映画館で!『カラヤン・シネマ・クラシックス』が日本に上陸

カラヤン・シネマクラシックス」というものが日本で上映される。

オーストリア、ドイツ、スイスではすでに音楽ファンを魅了している本シリーズは、ドルビー・アトモスによる革新的なサウンドテクノロジーにより、観客が映画館に居ながらにしてカラヤンの音楽に全身全霊で浸ることができる画期的なイベント上映だ。

ドルビー・アトモスというシステムにより音響がより立体的で、鮮明かつ細やかなものになるという。天井などに何個ものスピーカーが設置された、専用の劇場で放映可とのことだ。

システムとオーケストラとの相性は良さそうである。オーケストラは前方のみから音が出ていると錯覚されがちだが、実際は違う。
ステージ上の楽隊から音が出て、それが床に伝わったり、ホールの壁や天井に反響して返ってきたり、残響となったりする。
そういったものも再現できているかもしれない。

企画と、カラヤンという指揮者との相性も、とても良いと思う。
カラヤンは、録画時にビジュアル的効果を追求して、金管楽器のベルの位置まで揃えたり、自らも目をつぶって瞑想的な指揮を行ったりした。舞台映えがする指揮者なのである。
今でも多くのアマチュアオーケストラの指揮者が、カラヤンを意識した棒の振り方をしている。かっこいいからね。

音響効果を追求するために巨大化したオーケストラも、何とも見栄えが良く映像映えする。彼はオーケストラの低音域を強化しており、映画館と相性がよさそうだ。

話を戻すが、今回の企画は値段3,600円と、強気のようにも見える。4DXとかMX4Dとかの、水がかかったり席が揺れたりする上映の料金より高い。
普通の映画をドルビー・アトモスで見ても、1,800円+200円=2,000円だ。

クラシックはマイナーであるからお客さんの入りが期待できないこと、上映期間が短いこと等が原因だろうか。
もしかしたら既存の映像をドルビー・アトモスに対応させるのに、コストがかかっているのかもしれない。

値段こそ高いが、どれか1プログラムは行ってみる価値があると思う。
もしかしたら、音楽ライブのあり方を覆すような体験ができる可能性がある。故人となった芸術家や引退したアーティストのライブを、実体験できる日は近いかもしれない。