風のままに進むんだ

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労働組合は時代遅れなのか?

最近、勤めている会社で労働組合の役員になった。専従ではない。
推薦されて、個人的にやってみたいと思っていたこともあり受諾した。信任投票でも選んでもらう事ができ、少し前からやっている。

労働組合というのは、現代の会社では何とも微妙な立場である。

まず産別(産業別組織)という考え方。我が社の労働組合も、上部団体は産別である。
しかし、古くからの企業は事業構造の転換を行い(迫られ)、ポートフォリオが現在属している産別にそぐわないような企業が続出している。
産別内で業績が市況と全くリンクせず、足並みのそろった春闘交渉が難しくなっているのは事実だ。

そして単組(企業別の労働組合)にも少なからず問題がある。
社内で事業が多角化し、海外駐在員が増え、持株会社化し、外部委託(請負化)が増え、合弁会社、合併…と、もはや単組が機能していない企業もあろう。

同じ社内で仕事内容があまりに異なる場合も多く、そうなると組織として成り立つ事が非常に難しい。
また非正規雇用が増え、人材市場が流動化して中途入社・中途退職が増えていることも、古くから定義されてきた労働組合の統一性(新卒で入社して、組合とは何たるかを叩き込まれ、組合活動をしていく)にとっては逆風となっている。
外国人労働者が増えてくれば、拍車が掛かるだろう。副業が本格化すれば、なおのことである。

そして労組は従業員を守る機関という考え方。
最近ではインターネットが発達して情報が飛び交っている。最近も某自販機充填の会社が、有給休暇を従業員に取らせないなどとネットで炎上していた。
もはや外部に告発する方が効果的になってきている可能性がある。よほど労働組合が強い会社でなければ、従業員を守る機関たりえない。告発したら窓際に追いやられたとかいう話も、なくはないだろう。

労働組合はもはや時代遅れなのか?時代遅れだとしたら、時代に合わせて変わっていけるようなものなのか?

この疑問に向き合いたいと思ったことが、労働組合の役員をやってみたいと思った理由である。