風のままに進むんだ

美しく帆を張れ!ここに書いたものが遺言だー!

スポーツは日々進化するから、1年を切り取るとちぐはぐになることもある

今年のプロ野球は、セ・リーグで打高投低の状況と言われる。
打高投低とは、打者有利で投手不利ということである。

打高と投高のどちらが面白いのかというのは、人によって意見が分かれる。
僕は打高が面白いと思う。プロ野球を球場で見ると特にそうだ。チャンステーマをかき鳴らし、熱狂する観衆がいい。ルーズベルト・ゲーム(8対7のスコアで決着する試合)なんて言葉もあるぐらいである。

ただし、選手にとっては成績に応じたインセンティブの問題や、長い試合時間(守備時間)、投手の負担増の弊害等があるので、また別の問題だろう。
球団の強化プランもあるし、ホーム球場のパーク・ファクター(投手有利とか、ホームランが出やすいとか)も考えると、あまりどちらかに振れるのも良くないとは思う。「どちら」の基準がよく分からないのがまた難点なのだが。

アメリカのMLBでは極端な守備シフトの普及や、投球技術の向上で数年前まで投高が著しかった。それが去年は本塁打も三振も増え、打高でも投高でもない状況になっていたらしい。
技術が追い付き追い越されるという、スポーツの進化を感じる瞬間ではなかろうか。(進化は、必ずしも見てて面白くなっていくこととイコールではないが。)

ルール自体も、色々なスポーツで変わり続けている。
昔のNBAは3ポイントシュートが無かったし、一般的なラグビーのトライは4点だった。サッカーにはゴールデンゴールがあったし、W杯では引き分けても勝ち点2がもらえた時代もある。バレーにはサーブ権があり、競泳でレーザーレーサーという道具によってルールが揺らいだこともある。

ルール変化や趨勢に応じ、戦略・戦術にも流行り廃りがあるのは当然のことだ。

野球では少ないが、たまにその競技の前提を破壊するような選手が出てきて、ルールが変更されるようなケースもあった。
バスケのシャキール・オニール(ペイントエリアのファウル規定)、競泳の鈴木大地(バサロ泳法)、サッカーのディエゴ・マラドーナ(バックチャージの厳格化)等だ。

スポーツは絶えず進化していると感じる。もちろんそれは、先人達の積み重ねがあってのものである。