風のままに進むんだ

美しく帆を張れ!ここに書いたものが遺言だー!

僕は会社の寮に住んでいる。

会社の寮というと独房兼動物園的なイメージがある通り、ワンルームでトイレや風呂・洗濯機といったものは共同である。ただ、逆に言えば掃除をしなくていいという事であり、自分はむしろこの点を高く評価している。

そして特筆すべきは家賃の安さである。都心まで20分圏内の駅にあるが、家賃は10,000円であり電気・ガス・水道料金とNHKの受信料は会社が肩代わりしているため払っていない。最寄駅から1.5㎞離れているのが難点だが、あまりの家賃の安さに打ち消されている。食堂に頼めば夕飯を500円で食べられる。

さらに管理人さんが超ウルトラスーパー良い人である。宅配便等の受け取りも行ってくれるため運送業者への負担もかからないし、一度など代金引換の建て替えまでしてくれた。まさに聖人である。

「プライベートがない」「休日も会社の人と顔を合わせるのが嫌だ」という理由で、寮を出て行く人は多い。僕はそういう事を全く気にしないから、多分ずっと寮にいると思う。

ただし、土曜の朝の決まった時間に玄関で靴をパンパン叩いている住民がいて、それだけが気になる。パンパンする事が気になるのではなく、時間が寸分違わないことに、である。